今回は、そんな人のために食品添加物について解説していきます!
食品メーカーに約10年勤務している
しんまちが解説していきます!
食品添加物とは?
食品衛生法では、「食品の製造の過程において又は食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用する物」
簡単にいうと保存性、風味、外観などの品質向上のために食品に加えられるものです。
- 指定添加物・・・厚生労働省が指定した添加物
- 既存添加物・・・長年の経験で認めている添加物
- 天然香料・・・植物や動物をもとにつくった添加物
- 一般飲食物添加物・・・食品として使われることが多いものが、添加物的に扱われるもの
加工食品の原材料表示を見ると、「/」や改行してわかりやすくのっているよ!
今回は、食品メーカーにて働いていることもあるので 食品表示のことについて記事にします!特に加工食品のことについてやります! よく食品の表示がわかりにくいと言われたりしますし、私自身も食品業界で働く前は、ほとん[…]
食品添加物の役割
食品を加工するときに使用されることが多い添加物ですが、身近な食品で解説していきます!
豆腐
- 豆腐を固める(凝固剤)・・・塩化マグネシウム含有物(にがり)、硫酸カルシウム
- 泡立ちを抑える(消泡剤)・・・シリコーン樹脂、グリセリン脂肪酸エステル
かまぼこ、ちくわ
- 弾力を与える・・・ピロリン酸ナトリウム
- たん白質の冷凍変性防止・・・D-ソルビトール
- 味をととのえる(調味料)・・・L-グルタミン酸ナトリウム
- 腐敗を抑える(保存料)・・・ソルビン酸
ハム・ソーセージ
- 肉の色を保つ(発色剤)・・・亜硝酸ナトリウム
- 味をととのえる(調味料)・・・5’-イノシン酸ナトリウム
- 肉の組織を改良する(結着剤)・・・ポリリン酸ナトリウム
- 腐敗を抑える(保存料)・・・ソルビン酸
※日本食品添加物協会ホームページより引用
食品添加物は危険なのか?
(大学生のとき)
食品添加物のことはなんとなくわかってきたけど
結局食べたら危ないの?
たしかにこれが一番の疑問かなと思います。
1.安全性の確かめ方
動物試験を行い、ここまで与えても無毒性のである量を算出します。
その量の100分の1が1日あたりの摂取量としてます。
どんなものでもとりすぎは致死量になります。
たとえば塩も一度に200g摂取すると死んでしまいます。
2.なぜ添加物は食べるのが危険というイメージがついたか
ひとつの理由として、高度経済成長期に公害が問題となり、
水俣病などの健康被害が化学物質のイメージを悪くしてしまい
化学調味料と添加物のイメージが悪くとなったと思います。
実際、食中毒を防ぐものとして添加物の保存料を入れたりします。
今後、食中毒や化学調味料のことも解説できたらと思います!
「無添加」って安全なのか
「〇〇無添加」「〇〇不使用」って聞くと、安全なイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、言葉の意味は「添加されてない、不使用」ってだけです。
そのため、「保存料無添加」「化学調味料無添加」「香料不使用」って書いても
その添加物が不使用なだけで他の添加物は気にせず入っているって可能性があります。
また、危険性のほかに保存料不使用だと、日持ちがせず
冷蔵、冷凍などの保存条件が厳しくなったりし購入する時の売価が高くなったりします。
言葉の意味をしっかり考えましょう!
さいごに
この添加物はあまりとりすぎは良くないとか、とっても大丈夫とか考えるときに参考になればと思います。
添加物の表示をみたときになんの目的で入っているか検索できるホームページがありました!
…
今までの食品表示のことまとめてます!
今回は、今まで記事にしてきた加工食品の食品表示のまとめ編の記事です! 加工食品はみなさんがスーパー、コンビニ、インターネットなどさまざまなところで購入されていると思います。 そこで、裏面についている表示とかの[…]
食品の知識ってあんまり教えて貰う機会が少ないと思いませんか?
これからも発信し続けようと思います!
では、また〜!