今回は、食べること、健康の話しです!
突然ですが、みなさんは甘いお菓子や甘いジュースは好きですか?
こんな考えになったのが、先日この本に出会って、とても衝撃を受けたからです!
この「医者が教える食事術」の著者「牧田 善二(まきた ぜんじ)」さんは実際のお医者さんで、糖尿病専門医とのこと!
甘いもの=糖質の過剰摂取で、血糖値が上がりますが、そのことの危険性についてわかりやすく紹介されておりました!
現役のお医者さんということもありとにかく説得力ありまくりです!
将来のために自分の体に少しでも良いことを知ってみませんか?
- 食べ物の糖質ってなんで気にしたほうがいいかわからないって人!
- 運動や食事などを気にしているけど体重が落ちないって人!
- 肥満にならない方法を知りたいって人!
例えば、体重を落とすときにカロリーや脂質の食べる量を減らせばいいと思っている人!
ぜひ今回のブログを読んでみて下さい!
【結論】血糖値が上がるとどうなるのか?
まず、甘いものを食べると血糖値が上がります。
すると、私たちの体にどんなことが起こるのでしょうか?そのことについて結論から話します!
血糖値が上がるとどうなるのか?
- 肥満になる:血糖値が高い状態が肥満をつくる。
- イライラ、眠気、倦怠感などの原因になる:血糖値が急に下るとイライラや眠気の原因に!
- 老化の原因になる:AGEという悪玉物質が体内で作られ老化が進む。
- 免疫力低下、病気になる:血糖値が高いことで免疫力が落ちる。
「そうなの!?」と思ったらこれから説明することに気をつけましょう!
血糖値を上がると肥満になる!
なぜ太るのかという話しなんですが、犯人は糖質です!
食べたものは、消化、吸収の過程で、新しい物質に分解・合成されていきます。
脂肪を食べたから、そのまま脂肪になるというのではなく、糖質を過剰摂取してブドウ糖が余ると、中性脂肪が蓄積されます。
つまり、太ります。
中性脂肪は、「使いきれなかったエネルギー」と考えるといいです。
痩せるにはどうしたらいいのか、大事なのは血糖値です。
痩せるのになぜ血糖値が重要なのか?
食べたものの糖質は最終的にブドウ糖に分解されて吸収され血液中に放出されます。
このとき糖質をたくさん摂取すれば血液中のブドウ糖が増えます。
そのままでは血糖値が上がりすぎてしまうため、膵臓からインスリンが出てきて余ったブドウ糖をグリコーゲンに変えて、肝臓や筋肉の細胞に取り込みます。
そのため血糖値が上がりすぎずに済みます。
しかし、グリコーゲンとして細胞内に取り込める量は限界があり、余ったブドウ糖は中性脂肪に変えて脂肪細胞に取り込まれます。
これが肥満の原因です。
中年男性の多くが悩むお腹の中の脂肪は、油っぽいものを食べた結果ではなく、糖質を過剰摂取したことで余ったブドウ糖が中性脂肪に変えたものなのです。
なぜお腹の脂肪は減りにくいのか?
過剰摂取した糖質が、グリコーゲンや中性脂肪として蓄えられるのは、飢餓に備えての当然の仕組みです。
もし食事が取れなくても、水さえ飲んでいれば1ヶ月ぐらいは生き延びることができます。
食事が取れずに血中のブドウ糖が不足すると、まずは肝臓や筋肉の細胞に取り込まれていたグリコーゲンがブドウ糖に戻されてエネルギーになります。
それがなくなると、脂肪がエネルギーとして使われ、ブドウ糖に戻されます。
つまり逆にいうと、脂肪細胞にある中性脂肪がエネルギーに変わるのは後回しにされます。だからこそ、一度溜め込んだお腹の脂肪はなかなかなくならないのです。
イライラ、眠気、倦怠感などの原因にもなる!
糖質がたくさん含まれた食物を食べたり飲んだりし、血糖値が急激に上昇したことを体が察知しすると、
それを下げるために慌てて膵臓から大量のインスリンを放出します。そして血糖値が急激に下がります。
血糖値は上がるとセロトニンやドーパミンといった脳内物質が分泌されて、ハイな気分になります。
そのあとにインスリンによって血糖値が急激に下がると一転、イライラしたり、眠気や吐き気に襲われます。
たくさんたべると、そのあと眠くなるんだね!
反応性低血糖
絶えず甘いジュース、缶コーヒーなど糖質を取り続けると、インスリンの放出が遅れがちになります。
正常な人なら液体の糖質をとると、約30分後にインスリンが出ます。
しかし、ジュースなどを取り続けると膵臓が弱り、インスリンが出にくくなります。
その間に血糖値がさらに上がります。そしてその上昇ぶりに慌ててインスリンが遅れて大量に出て、今度は血糖値を下げすぎてしまいます。
こうした症状を「反応性低血糖」と呼びます。
反応性低血糖の症状
- 疲れやすさ
- 眠気
- 不安
- やる気が起きない
- めまい
- 吐き気
- 頭痛
- イライラ
「最近やたらと眠くなる」「どうも集中力が続かない」などと悩んでいる人も多いのではないのでしょうか?
血糖値が上がると老化の原因になる!
生きるために絶対に必要なものが、ブドウ糖と酸素です。このどちらかがなくなれば命を落とします。
しかし、ブドウ糖と酸素こそが老化させる原因ともなっている。
ブドウ糖と酸素が結びつくことで、水と二酸化炭素とエネルギーが生産されます。
この過程で、酸素が原因の「酸化」。ブドウ糖が原因の「糖化」という悪い作用が同時に起きます。酸化も糖化も体を傷つけ老化させます。
「酸化」と「糖化」とは?
- 酸化は体が「錆びる」こと:例えば皮をむいたりんごを放置すると表面が茶色くなるのも酸化が起きているからです。
- 糖化は体が「焦げる」こと:例えば糖質たっぷりのホットケーキを焼くといい匂いがします。これが糖化です。
また糖化は、酸化以上に問題視されてます。
糖化が体の中で起きるとどうなるのか?
糖化はタンパク質や脂質がブドウ糖と結合することで劣化する反応のことです。そのとき「AGE」という悪い物質ができあがります。
このAGEこそが老化や病気の原因になるということがわかってます。
体は水分以外ほとんどタンパク質と脂質です。ブドウ糖が余っている、つまり血糖値が上がりすぎた状態にAGEがたくさんできるということです。
AGEが発生すると何がいけないのか?
AGEはタンパク質や脂質を変性させます。
たとえば皮膚のコラーゲンが変性してシワやシミをつくります。AGEが溜まった状態であるシミは皮膚の焦げといっていいです。
血管のタンパク質を変性させれば固く切れやすくなってしまいます。つまり動脈硬化の原因になります。
つまり、AGEが増えないことに気をつけることで老化を遠ざけていると考えましょう!
血糖値が上がると、免疫力が低下し病気になる!
簡単にいうと、糖尿病になるような状態(血糖値が高くてAGEがつくられやすい状態)があらゆる病気を招きます。
- アルツハイマー病の患者さんの脳には老人斑と呼ばれるシミがあり、AGEがたくさん溜まっている。
- パーキンソン病の患者さんの中濃にはレビー小体というものができるが、そこにもAGEがたくさん溜まっている。
先ほど説明もしましたが、血糖値が高くなるから太りましたよね?
血糖値が高くなる、つまり肥満になるような食生活をすると、老化も病気もつくりだしているということです!
まとめ
今回のブログについてまとめていきます!
その1 血糖値が上がると肥満になる!
甘いものを食べて、血糖値が上がると体の中はどうなるのか?
血糖値が上がると肥満になる!
- 太る原因:糖質を過剰摂取してブドウ糖が余ると、中性脂肪が蓄積される=太ります。
- 仕組み:糖質をたくさん摂取すれば血液中のブドウ糖が増える→血糖値が上がりすぎてしまうため、膵臓からインスリンが出る→余ったブドウ糖をグリコーゲンに変えて、肝臓や筋肉の細胞に取り込む→さらに余ったブドウ糖は中性脂肪に変えて脂肪細胞に取り込む=肥満の原因
- なぜお腹の脂肪は減りにくいのか?:血中のブドウ糖が不足すると、グリコーゲンがブドウ糖に戻されてエネルギーになる→それがなくなると、脂肪がエネルギーとして使わる。つまり、中性脂肪がエネルギーに変わるのは後回しにされます。そのため、一度溜め込んだお腹の脂肪はなかなかなくならないのです。
その2 イライラ、眠気、倦怠感などの原因になる!
- イライラ、眠気、倦怠感などの原因になる:糖質が含まれた食物によって、血糖値が急激に上昇したことを体が察知しする→膵臓から大量のインスリンを放出→血糖値が急激に下がる。血糖値は上がるとハイな気分になります。インスリンによって血糖値が急激に下がると一転、イライラしたり、眠気や吐き気に襲われます。
- 反応性低血糖症:絶えず甘いジュース、缶コーヒーなど糖質を取り続けると、インスリンが出にくくなる→その間に血糖値がさらに上がる→その上昇ぶりに慌ててインスリンが遅れて大量に出て、血糖値を大きく下げすぎてしまいます。
- 症状:疲れやすさ、眠気、不安、やる気が起きない、めまい、吐き気、頭痛、イライラ
- 老化の原因になる:AGEという悪玉物質が体内で作られ老化が進む。
- 免疫力低下、病気になる:血糖値が高いことで免疫力が落ちる。
その3 老化の原因になる!
老化の原因にもなる!
- 酸化と糖化が同時に起きる:老化させる原因!特に糖化に問題があります!
- 酸化:酸素が原因で、体が「錆びる」こと。例えば皮をむいたりんごを放置すると表面が茶色くなるのも酸化が起きているからです。
- 糖化:ブドウ糖が原因で、体が「焦げる」こと。例えば糖質たっぷりのホットケーキを焼くといい匂いがします。これが糖化です。
- 糖化が体の中で起きると:糖化はタンパク質や脂質がブドウ糖と結合することで劣化する反応のこと。そのとき「AGE」という悪い物質ができあがります。
- ブドウ糖が余っている、つまり血糖値が上がりすぎた状態にAGEがたくさんできるということです。
- AGEが発生すると:AGEはタンパク質や脂質を変性させます。
- 皮膚のコラーゲンが変性してシワやシミをつくる。「シミは皮膚の焦げ」
- 血管のタンパク質を変性させれば固く切れやすくなってしまいます。動脈硬化の原因に。
- AGEが増えないことに気をつけることで老化を遠ざけていると考えましょう!
その4 免疫力低下、病気になる!
免疫力が低下し、病気になる!
- 糖尿病になるような状態(血糖値が高くてAGEがつくられやすい状態)があらゆる病気の原因になる。
- AGEはこんな病気の原因に!
- アルツハイマー病の患者さんの脳には老人斑と呼ばれるシミがあり、AGEがたくさん溜まっている。
- パーキンソン病の患者さんの中濃にはレビー小体というものができるが、そこにもAGEがたくさん溜まっている。
- 血糖値が高くなる、つまり肥満になるような食生活をすると、老化も病気もつくりだしているということです!
そこはわかったんだけど、甘いものを食べたり飲んだりしないぐらいで大丈夫なの?
今回のブログに興味持って頂けたらぜひ読んでみて下さい!
※食品ごとの糖質量が知りたいって人はこちら!
コメント